ドローン(無人小型飛行体)関連のベンチャーキャピタルであるDRONE FUND(東京都渋谷区)は7月15日、屋外施工時の位置決めに使うマーキング用の杭をドローンで自動で打ち込む手法を手掛ける、イスラエルのCivdroneに出資したと発表した。
DRONE FUND 2号(正式名称:千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合)より出資した。
Civdroneは、ドローンを使って自動化することで、いわゆる「丁張り」や「水糸」といった作業をせずに、基礎などの構造物を築く場所を地面にマーキングする手法を開発している。
これによって、位置決めに要する手間や時間を大幅に削減できるとしている。
図面の位置データに対して、1~2cmの精度で地面にマーキング用の杭を打ち込むことができるという。
すでに、欧米や日本で採用実績もあると強調している。Civdroneのwebサイトでは、事例として、大規模な港湾施設、道路や鉄道などとともに、太陽光発電所での採用実績を挙げている。
太陽光発電所では、基礎を築く場所のマーキングに使われる。