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複合材料のTBM、工場を「再エネ100%」電力で運営

2020/07/16 22:28
工藤宗介=技術ライター
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「自然電力のでんき」SE100プランの仕組み
(出所:TBM)
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 紙やプラスチックなどの代替となる複合材料「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBM(東京都中央区)は7月7日、同社工場で使用する電力を実質的に「再生可能エネルギー100%」電力に切り替えると発表した。

 同社の操業におけるCO2の排出量を年間約888t削減するという。

 同社の国内第1プラントである白石工場(宮城県白石市)で使用する電力を、8月1日から自然電力(福岡市)が提供する「自然電力のでんき」SE100プランに切り替える。同工場で消費される電力は、同社の年間消費電力量の約94%に相当する。

 非化石証書(再エネ指定)などの環境価値を購入することで、国内制度上、「再エネ100%」および「CO2排出係数ゼロ」と認められる。また、電気代の約0.5%は、一般社団法人・自然基金のスキームにより、再生可能エネルギー発電所を増やすのに使われる。

 LIMEXは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む無機フィラー分散系の複合材料で、木材パルプや石油由来原料の使用量を抑えることができる。CDPと2017年にパートナーシップ契約を締結し、毎年発行される年次報告書の一部にLIMEXシートが採用されている。

 TBMは、今回の再エネ電力の導入のほか、原材料をバイオマス素材に切り替えたBio LIMEXの開発、LCA(ライフサイクルアセスメント)や材料リサイクルを実施するなど、持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に取り組んでいる。環境省の2019年度「中小企業向け SBT・再エネ 100%目標設定支援事業」にも参加している。

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