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静岡市清水に次世代エネルギー拠点、太陽光設置、「水素」も検討

2020/07/19 22:09
工藤宗介=技術ライター
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静岡市清水区袖師地区の位置図
(出所:ENEOS)
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 静岡県とENEOS(旧社名:JXTGエネルギー)は、静岡市清水にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置、水素システムの導入を検討するなど、次世代型エネルギーの拠点として整備する。

 清水区袖師地区を中心に、次世代型エネルギーの供給拠点や、ネットワーク(次世代型エネルギー供給プラットフォーム)を構築する。7月16日、「静岡市清水区袖師地区を中心とした次世代型エネルギーの推進と地域づくりにかかる基本合意書」を締結したと発表した。

 ENEOSが所有する清水製油所跡地や静岡市内の一般家庭、ビル、工場などに設置する太陽光発電を中心とした、地産地消による自立型エネルギーの供給体制を整備する。合わせて、蓄電池などの最新技術を活用し、地域内のエネルギー需給の安定化・効率化に取り組んでいく。

 従来の系統電力に加えて、太陽光や蓄電池などの供給手段の多様化により、災害時や停電時でも一定量の電力供給が可能になる。また、モビリティサービスを含む新たな付加価値サービスの提供や水素の活用も検討する。

 このほかにも、静岡県は次世代型エネルギー供給プラットフォームを踏まえた清水港港湾計画を策定し、ENEOSは同港湾計画の策定に協力していく。2020年度中に全体計画の方向性を固めていきたいとしている。

 清水製油所跡地では、JXTGエネルギーが液化天然ガス(LNG)火力発電所の建設を計画していたが、住民の反対で中止した経緯がある。今回の次世代エネルギープラットフォームの構築について、ENEOSでは「魅力的かつ持続可能な地域づくりに貢献することを目指す」と説明している。

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