ニュース

太陽光パネル搭載で24時間飛行、高高度無人航空機が初フライト

2020/07/28 01:00
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
高高度対空型無人航空機「Swift Ultra Long Endurance(SULE)」
(出所:Swift Xi)
クリックすると拡大した画像が開きます

 航空宇宙工学サービスを手掛ける米スウィフト・エンジニアリング(Swift Engineering)は、太陽光パネルを搭載した高高度対空型無人航空機「Swift Ultra Long Endurance(SULE)」の初フライトに成功した。同社子会社のスウィフト・エックスアイ(Swift Xi、神戸市)が7月22日発表した。

 SULEは、スパン22mの飛行翼の上面に太陽光パネルを搭載し、成層圏付近の高度約21kmを24時間連続で自律飛行できる。機体重量は82kg、ペイロードは6.8kg。商業、モニタリング、通信、防衛などの多用途での使用を想定する。

 アメリカ航空宇宙局(NASA)から航空機の強度・構造・性能が安全性および環境保全のための技術上の基準に適合することを証明する耐空証明書(Airworthiness Certifications)、アメリカ連邦航空局(FAA)から商業空域における飛行許可証(FAA's Certificate of Authorization)を取得した。

 飛行試験は、NASAの全面的なバックアップのもと、米国ニューメキシコ州の宇宙飛行場で実施した。SULEは、低高度の人工衛星に代わって高高度での調査飛行を実現できる機体構成であることを証明したという。

 Swift Xiは、Swift Engineeringと神戸情報大学院大学が共同出資して設立したベンチャー企業。Swiftの航空宇宙工学に関連した最先端技術と、神戸情報大学院大学のICT技術者育成に関する経験とノウハウを活用し、VTOLドローンのリース・保守・ソフトウエア販売、航空宇宙工学分野の研究・コンサルティングなどを展開する予定。

  • 記事ランキング