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山形県内の水力を県内企業に提供、東北電力が新メニュー

2020/07/30 10:46
工藤宗介=技術ライター
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白川発電所
(出所:山形県)
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 東北電力は7月22日、山形県内の高圧・特別高圧送電線で受電する顧客企業向けに、県内の水力発電所で発電された電力を活用した地産地消型CO2フリー電力プラン「やまがた水力プレミアム」を提供すると発表した。

 現在契約する電気料金に加えて環境価値などに相当する料金を支払うことで、山形県の水力発電所で発電された電気に特定して供給する。CO2排出量ゼロ電力として「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」の報告などに活用できる。

 申込期間は7月22日~9月30日、対象期間は2020年9月分~2022年3月分まで。募集上限2億9800万kWhに達した時点で募集を終了する。電気料金は、2020年度は2.20円/kWh上乗せになる。2021年度の単価は2020年度末に通知する。

 山形県が2019年度に実施した「白川発電所など水力発電所9カ所の売電に係る公募型プロポーザル」において、東北電力が選定されたことを受け、今回新たな取り組みとして同プランを提供する。

 対象発電所は、白川発電所(出力9MW)、朝日川第一発電所(9MW)、朝日川第二発電所(4.8MW)、倉沢発電所(14MW)、寿岡発電所(6.4MW)、蘇岡発電所(7MW)、大沢川発電所(5MW)、肘折発電所(3.4MW)の8カ所。プロポーザル時から1カ所が契約外になった。

 このほかにも、2018年4月から提供する山形県内の製造業を対象とした割安電気プラン「やまがた希望創造パワー」について、県内事業者の更なる支援を目的に、対象を広げる。個人事業主を含む県内企業すべてに拡大して新規募集を開始した。高圧契約が対象で電気料金から約6%を割り引く。

 東北電力では、これまでも岩手県と秋田県において、今回と同様、地元の水力発電を活用した地産地消型CO2フリー電力プランを提供している。

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