ニュース

三菱重工が洋上風力事業に参入、北海道沖でデンマークの投資会社と協業

2020/08/04 22:19
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
MHIヴェスタスの洋上風力設備
(出所:MHI Vestas Offshore Wind A/S)
クリックすると拡大した画像が開きます

 三菱重工業が洋上風力発電事業に参入する。同社とデンマークの投資会社であるコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP:Copenhagen Infrastructure Partners)は7月30日、北海道における洋上風力発電プロジェクトの開発で協業することで合意したと発表した。

 三菱重工が洋上風力発電事業に参画するのは初めてとなる。これまで手掛けてきた風力発電設備事業や国内外における陸上風力発電事業での経験を活用し、CIPとの協業を契機として、洋上風力発電事業を成長戦略のひとつに据える。

 具体的な開発計画については「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)」による促進区域指定を待って検討する。促進区域については、2020年度に「北海道岩宇及び南後志地区沖」「北海道檜山沖」が一定の準備段階に進んでいる区域に選ばれている。

 三菱重工は、デンマークのヴェスタス(Vestas Wind Systems)と折半出資した合弁会社MHIヴェスタス(MHI Vestas Offshore Wind)を通じて、洋上風力発電設備OEMとして欧州や日本を含むアジアの洋上風車市場に参画している。

 CIPは、2012年に設立された洋上風力発電を含む再生可能エネルギーインフラ投資を中心したファンド運用会社。約100億ユーロの資金を運用し、米国、英国、ドイツ、スペイン、台湾の大規模エネルギーインフラ資産20件、合計約8GWに投資している。2018年には日本市場に参入した。

  • 記事ランキング