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出光、壁用フィルム型と自動車用の太陽電池を開発へ

2020/08/06 23:46
工藤宗介=技術ライター
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CISボトムセルのイメージ
(出所:出光興産)
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 出光興産は、超軽量で壁や自動者に搭載できる太薄膜陽電池を開発する。

 8月5日、同社の提案する「フィルム型超軽量モジュール太陽電池の開発(重量制約のある屋根向け)」および「移動体用太陽電池の研究開発」の2件が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の太陽光発電開発事業において、共同研究事業として採択されたと発表した。

 今回採択された「太陽光発電主力電源化推進技術開発」事業の研究開発項目(I)「太陽光発電の新市場創造技術開発」は、太陽光発電の主力電源化を目的に、従来の技術では太陽光発電の導入が進んでいない場所(重量制約のある屋根、建物壁面、移動体)に必要とされる性能を満たし、各市場の創出・拡大に資する技術開発を目指す。

 研究開発テーマ「フィルム型超軽量モジュール太陽電池の開発(重量制約のある屋根向け)」では、従来の太陽光パネルに匹敵する発電性能を持ち、軽量かつ広範囲の屋根形状に適合して設置可能な太陽電池を開発する。

 また「移動体用太陽電池の研究開発」では、自動車の車体形状に搭載可能で高効率・低コストの太陽電池モジュール開発におけるCISボトムセルの技術開発、具体的には変換効率向上および3D曲面モジュール実現に向けた技術開発を担当する。

 新技術の開発では、同社の100%子会社であるソーラーフロンティア(東京都港区)が生産・販売するCIS太陽電池の技術を応用する。また、同社を含む複数の機関が連携・協力して開発する。事業期間は2020年度から2024年度までの5年間。

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