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浜松ホトニクス、新工場に自家消費太陽光、災害時に自立運転

2020/08/07 23:48
工藤宗介=技術ライター
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新見工場新棟
(出所:浜松ホトニクス)
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 浜松ホトニクスは、半導体事業の生産能力を増強する目的で浜松市の新貝工場に新棟を建設し、8月7日に竣工式を開催した。屋根上に太陽光発電施設を設置するなど環境対策を積極的に取り入れた。10月から稼働する。

 太陽光発電設備は出力186kWで、中国Chint Solar製の太陽光パネルを採用した。発電した電力は全量自家消費し、主に空調で使用する。また、災害時など停電時には構内系統の接続を切り替え、主に事務所でのパソコンの電源などで消費する。

 このほかにも環境対策として、LED照明や断熱壁、雨水利用システムなどを導入した。また、近年増加している自然災害に対する事業継続性を確保するため、地震や水害対策を建物構造に取り入れた。

 同社は、さまざまな分野に光半導体製品を供給している。近年、量産性の高い樹脂モールド光半導体素子や放射線検査装置用のX線イメージセンサーおよびX線フラットパネルセンサーの需要拡大が続いていることから、新見工場と関連会社に分かれていた製造工程を新棟に統合し、生産効率化と供給体制を強化する。

 鉄骨造の地上4階建て、延床面積は1万5631m2。生産能力は約250億円(売上高換算)。総工費は約65億円。

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