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オリックス、「蓄電池併設太陽光」の第三者所有モデル、小売2店舗で稼働

2020/08/17 17:50
工藤宗介=技術ライター
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スーパーマーケットバロー下恵土店
(出所:オリックス)
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下恵土店の屋根上に設置した太陽光パネル
(出所:オリックス)
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下恵土店に設置した蓄電池システム
(出所:オリックス)
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 オリックスは8月7日、蓄電池を併設した太陽光発電システムの「第三者所有モデル」第1号案件が、岐阜県可児市と静岡県富士宮市の小売2店舗で稼働したと発表した。

 バロー(岐阜県多治見市)が運営する、可児市の「スーパーマーケットバロー下恵土店」と、富士宮市の「スーパーマーケットバロー三園平店」で、蓄電池を併設したことで、停電時も一定量の電力を供給できるため、店舗にとってBCP(事業継続計画)が高まる。

 「下恵土店」では、1464枚の太陽光パネルを設置し出力は439.2kW。「三園平店」では、639枚の太陽光パネルを設置し出力は190.8kW。また、両店舗とも出力20kW、容量25kWhの蓄電池を設置した。太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は独SMAソーラーテクノロジー製。蓄電池システムはYAMABISHI製を採用した。

 太陽光発電の電力は各店舗で自家消費および蓄電池に充電する。店舗で消費する電力の約3割を賄うことができる。また、自然災害などによる停電時は、自動的に蓄電池から電力供給される系統に切り替わり、一部の照明やPOS端末などに引き続き電力供給するため運営を継続できる。蓄電池が満充電の場合で約5~6時間の電力供給が可能で、太陽光発電を組み合わせて更に事業継続時間を伸ばせるという。

 太陽光の「第三者所有モデル」の市場規模は、太陽光パネルなどの価格下落に伴う発電コストの低下や、環境意識の高まりなどを受け、2019年度の43億円から2030年度には1382億円に拡大すると予想されるという。オリックスは、国内約1000MWの太陽光発電事業および1万件超の家庭向け蓄電池レンタルサービスのノウハウをもとに、蓄電池併設型のシステム導入を推進するとしている。・

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