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ディズニーが50MW超のメガソーラー稼働、パネルで「隠れミッキー」

2020/08/20 09:53
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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5MW分で「隠れミッキー」
(出所:ウォルト・ディズニー)
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今回の50MW以上のメガソーラーによる効果
(出所:ウォルト・ディズニー)
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 米ウォルト・ディズニー(The Walt Disney Company)は8月5日、出力50MW以上のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働したと公表した。

 フロリダ州に立地し、敷地面積は、約270エーカー(約110万m2)となっている。

 太陽光パネル出力は約57MWで、薄膜系の両面ガラスタイプを採用している。

 発電量は、同社がフロリダ州オーランドで運営している4カ所のテーマパークのうち2カ所の消費電力を賄える量としている。

 ディズニーが運営している施設のなかで、世界最大規模となる「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(Walt Disney World Resort)」の近くに立地する。

 このうち約5MW分の太陽光パネルは、ディズニーが運営している世界各地の施設で、遊び心を込めて設置している「隠れミッキー(Hidden Mickey)」と呼ぶ、ミッキーマウスを模したマークの形状に並べた。

 「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」やメガソーラーのある土地は、公的な機関であるReedy Creek Improvement Districtが管轄している。このため、Reedy Creek Improvement Districtの協力を得て開発した。

 発電設備の設置については、フロリダ州に本拠を置く太陽光発電関連企業であるOrigis Energy USAと提携した。

 ディズニーは、長期的に温室効果ガスの排出量を差し引きでゼロにする目標を掲げ(net zero greenhouse gas emissions)、その一環として再生可能エネルギーへの投資を続けている。

 特に、地域のエネルギー網を築き、その中で自社の再エネ設備を増やしつつ、再エネ電力を先端的な手法で活用すると強調している。

 これまでの事例として、例えば、南カリフォルニアのバーバンクにある同社の施設で、屋根上の太陽光発電設備を拡張した。メインのサウンドステージや有名な通路など、多数の建物の屋根上を活用した。

 グレンデール近郊のグランド・セントラル・クリエイティブ・キャンパス(Grand Central Creative Campus)でも、駐車場に出力約460kWの太陽光パネル付きの屋根を設置した。

 地熱発電や太陽熱発電も導入している。フランスのパリにあるディズニーランドでは、地熱発電を活用している。カリブ海のバハマにディズニーが所有しているCastaway Cayでは、太陽光で温水を作っている。

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