ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は8月20日、両面発電型の太陽光パネルを採用した屋根建材一体型カーポートの販売を開始した。小規模分散型電源として公共施設から工場、店舗、オフィス、一般家庭まで幅広く設置できる。
製品名は「Dulight(デュライト)」。両面パネルの採用により片面パネルと比べて実発電量が増える。従来の屋根材の上に太陽光パネルを載せたカーポートとは異なり、太陽光パネルを屋根自体とすることで、従来工法における屋根材や屋根設置工事のコストを削減した。
カーポート本体はアルミニウム製。太陽光パネルの重さを想定した強度設計を行い、最大風速38m/s、最大積雪60cmまで対応可能(豪雪地帯は非対応)。雨どいは、住宅用および産業用高意匠では標準搭載、産業用一般ではオプションとなる。
自立運転機能付きの住宅用パワーコンディショナー(PCS)を使用した場合は、緊急時に直接電力供給も可能。システム機器保証15年、両面パネルのリニア出力保証30年の長期保証を付帯した。価格は要問い合わせ、販売目標は年間40MW。