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オリックス、シンガポール企業と太陽光のO&Mで提携

国内82カ所のメガソーラーに「AIoT」搭載

2020/09/01 22:10
工藤宗介=技術ライター
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「知内メガソーラー20M発電所」
(出所:日経BP)
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 人工知能(AI)とIoT(モノのインターネット)を融合させた「AIoT」開発を手掛けるシンガポールのエンビジョン・デジタル(Envision Digital International)は8月19日、オリックスの100%出資会社オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント(OREM、東京都江東区)と、太陽光のO&M(運営保守)で提携した。

 提携に伴い、国内82カ所のメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、エンビジョン・デジタルのクラウドベースの太陽光向け分析ソフト「Ensight Solar」と、遠隔監視システム「Enlight Solar」を搭載する。

 Ensight Solarは、太陽光発電システムの発電量低下や部品の不具合を生データから検知し、是正措置を助言する。発電状況を可視化し、予防保全型のメンテナンスによる太陽光設備におけるアセットマネジメントの長期的な効率向上を目指す。

 Enlight Solarは、各地に分散した太陽光発電所に対してリアルタイムでの遠隔監視を可能にし、障害時の迅速な復旧や発電量の最大化をサポートする。両システムとも、エンビジョン・デジタルの「AIoT」によるオペレーティング・システム(OS=基本ソフト)であるEnOSによって動作する。

 オリックスは、屋根設置型を含め、現在合計で約1GWの太陽光発電所を保有する。野立て型太陽光では、「新潟四ツ郷屋太陽光発電所」(55.6 MW)、「知内町メガソーラー20M発電所」(24 MW)、「洋野町メガソーラー太陽光(PV)発電所」(24.3 MWp)など、合計で420MWの案件を完成・運用しており、さらに出力56.4MWの「OR山口美祢ソーラー発電所」を2021年10月に稼働する予定(関連記事:新潟県最大55MWのメガソーラー、四ツ郷屋で稼働)(関連記事:「農地」「短周期対策」の壁を克服した北海道知内町のメガソーラー)。

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