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韓国最大の太陽光・風力ハイブリッド発電、総出力133MW

2020/09/07 22:50
工藤宗介=技術ライター
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日本国内のハイブリッド型発電所
「たはら・ソーラーウインド発電所」(左から3基が同発電所の風車)(出所:三井化学)
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 中国JAソーラーは8月27日、韓国山間部の出力93MWメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトに太陽光パネルを供給したと発表した。既存の出力40MWの風力発電所敷地内に併設するハイブリッド発電所で、総出力は133MWと同分野で韓国最大になる。

 太陽光・風力ハイブリッド発電所の予想年間発電量は約3万世帯分に相当する1億2000万kWhで、年間約300億ウォン(約2500万米ドル)の売電収入が見込まれる。また、太陽光発電所単体では、松の木31万tに相当する年間約5万6000tの温室効果ガス排出量削減が期待される。

 同プロジェクトは、韓国市場におけるクリーンエネルギー需要の高まりを受けて開発された。風力発電所の予備地に太陽光パネルを設置することで土地の有効利用率を高める。また、太陽光発電と風力発電を組み合わせることで、電力供給の信頼性を高め、コストの削減も目指す。

 JAソーラーは、太陽光発電の技術開発とともに再生可能エネルギーの革新的なシステムに積極的に取り組んでおり、今回のプロジェクトもその一環となる。これまでに中国・青海省のHuanghe Hydropowerの供給量490MW超高電圧(UHV)送電プロジェクト、北海道の出力32MWメガソーラーに蓄電を併設したプロジェクト、マレーシアでの初の両面ガラス型太陽光パネルを追尾装置に固定したプロジェクトなどに太陽光パネルを供給している。
 
 日本国内にも、メガソーラーと風力のハイブリッド型発電所として、「たはら・ソーラーウインド発電所」があり、太陽光パネルの出力50MW、風力発電設備は1基2MWの大型風車を3基(総出力6MW)設置している。

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