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NTTアノードエナジー、陸上風力300MWを開発へ
2020/09/09 12:57
NTTアノードエナジー(東京都千代田区)は9月7日、風力発電事業に参入すると発表した。北海道電力、東北電力、中部電力エリアで複数の陸上風力発電所を開発する計画で、出力は合計300MW規模、年間発電量は約22万世帯分に相当する約8億kWhを見込んでいる。
同社は、スマートエネルギー事業推進会社として2019年6月に設立された。NTTグループの保有するICT(情報通信)資産や直流給電技術を活用し、再生可能エネルギー発電や蓄電池などの分散エネルギーリソースをより高度に活用するシステムを開発・提供していく。
2019年11月に発表した「NTTアノードエナジー中期ビジョン」によると、再エネ・蓄電池・EV(電気自動車)関連・ICTといった分散エネルギー基盤に対して年間1000億円規模の投資を行い、2025年度6000億円の売り上げを目指している。風力発電事業への参入も、これらの取り組みの一環になる。