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小田原市で「太陽光・蓄電池・EV」のマイクログリッド、京セラなど

2020/09/09 22:48
工藤宗介=技術ライター
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地域マイクログリッド事業のイメージ
(出所:京セラ、A.L.I. Technologies、REXEV、湘南電力、小田原市の共同リリース)
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 京セラ、A.L.I. Technologies(東京都港区)、REXEV(東京都千代田区)の3社は9月9日、神奈川県小田原市で太陽光発電などの再生可能エネルギーや蓄電池、電気自動車(EV)、調整力ユニットなどを活用した地域マイクログリッドを構築すると発表した。

 経済産業省が一般社団法人・環境共創イニシアチブを通じて実施する公募事業、令和2年度「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業(地域マイクログリッド構築事業)」に採択された。

 3社は、小田原市、地域新電力の湘南電力などとコンソーシアムを立ち上げる。事業期間は2022年2月までの予定。

 市内の総合公園「わんぱくらんど」内に太陽光発電設備および蓄電池、EV充放電機を設置。市内の一般家庭が設置する太陽光発電の余剰電力を含めて蓄電池やEVに供給する。太陽光発電設備は、京セラ製の出力50kWを2020年度中に導入する。蓄電池は、容量・メーカー未定(京セラ以外の予定)で2021年度の導入予定。EVは、三菱自動車の「MINICAB-MiEV」2台を検討している。

 調整力ユニットおよび地域エネルギーマネジメント(REM)を導入して発電・需要・余剰の運用を一元的に行うとともに、ブロックチェーンによる地域の再エネ共有モデルの構築を目指す。非常時には、系統電源から切り離して一部の太陽光発電と蓄電池、EVを活用したマイクログリッドを運営し、地域のレジリエンスを強化するとしている。

 京セラは、コンソーシアム全体の取りまとめ、太陽光パネルと蓄電池の導入・運用、REMを活用したマイクログリッド内の需給バランス、電圧・周波数安定化オペレーションを行う。A.L.I.は、調整力ユニットおよびREMの導入、ブロックチェーン技術を活用した再エネ共有モデルの構築などを担当する。REXEVは、EVの提供およびEVによる調整力基盤としてのEVエネルギー管理システム(EVEM)を構築する。

 また、湘南電力は、小売りとしての地域内への電力供給、平常時における電力の需給管理・調整を担当する。小田原市は、エネルギー施策との連携、取り組みの周知・発信を行う

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