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沖縄・来間島でマイクログリッド構築、太陽光と蓄電池で

2020/09/18 17:33
工藤宗介=技術ライター
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地域マイクログリッドの概要
(出所:沖縄電力、ネクステムズ、宮古島未来エネルギーの共同リリース)
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 沖縄電力とネクステムズ(沖縄県宜野湾市)、宮古島未来エネルギー(沖縄県宮古島市)の3社は9月15日、沖縄県宮古島市来間島における地域マイクログリッド構築事業を開始すると発表した。11月から設置工事を開始する予定。

 来間島にある既設の住宅用太陽光発電設備(合計出力380kW)に加えて、新たに49件分の住宅用太陽光発電設備(合計出力270kW)および住宅用蓄電池(合計容量360kWh)を導入。さらにエリア全体の需給調整を行う系統用蓄電池(容量800kWh)を設置する。需要家側エネルギー管理システム(EMS)が住宅用蓄電池を、マイクログリッド用EMSが系統用蓄電池を制御する。

 平常時は、太陽光発電などの再生可能エネルギーと蓄電池を活用し、大元の送配電ネットワークである宮古島系統からマイクログリッドに出入りする電力が極力ゼロになるよう制御し、効率的に電力を供給する。災害による大規模停電時などの非常時は、宮古島系統からマイクログリッドを切り離し、自立的に電力を供給する。

 沖縄電力は系統線の運用および非常時のマイクログリッド運用、ネクステムズは需要家側機器の監視制御機能の提供および沖縄電力の要請に基づく需要家側機器の制御、宮古島未来エネルギーは需要家側の再エネ設備を保守管理しながら自家消費電力と余剰電力の供給を行う。各導入設備のメーカーおよび施工事業者は現在選定中。

 経済産業省資源エネルギー庁補助事業「令和2年度地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業費補助金(地域マイクログリッド構築支援事業のうち、地域マイクログリッド構築事業)」の交付を受け、宮古島市を加えた4者による共同事業体(コンソーシアム)を構成して事業を実施する(関連記事:沖縄・来間島で「蓄電池シェア」、島内40か所の太陽光と連携)。

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