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洋上風力をEMSで地産地消、五島市がスマートアイランド構想

2020/09/25 19:08
工藤宗介=技術ライター
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嵯峨島上空から見た五島列島
(出所:五島市)
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日本初の浮体式洋上風力発電「はえんかぜ」
(出所:五島市)
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ドローン物流の実証にも取り組む
(出所:五島市)
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 長崎県五島市は、国土交通省のスマートアイランド実証調査事業の一環で、効率的な再生可能エネルギーの地産地消を目指すエネルギー管理システム(EMS)の導入調査などを実施する。9月23日、五島市と民間企業などが協定を締結し、国土交通省と同事業にかかる業務委託契約を締結したと発表した。

 今回の事業では、同市内におけるEMSの導入可能性を調査する。地域資源を利用した洋上風力発電などによるエネルギー地産地消を目指し、離島内における電力需要を可視化(見える化)し、平常時または非常時の需要に対して適切に給電する。

 同市沖は、洋上新法(再エネ海域利用法)に基づく促進区域に指定されており、現在、洋上風力発電事業者を選定するための公募を実施している。出力は16.8MW以上、調達価格は36円/kWh、占用期間は30年と定められている。公募締切は12月24日、選定結果は2021年6月ごろ発表予定。

 このほかにもスマートアイランド実証調査事業では、遠隔医療とドローン物流による離島医療サービスの利便性と不安定さの解消に関する実証、LPWAを活用したスマート水道メーターによる行政サービスの実現可能性などを検証する。

 協定締結団体は、五島市および五島市民電力、双日、ANAホールディングス、NTTドコモ九州支社、長崎大学、公益財団法人・ながさき地域政策研究所。五島市は今後、中長期的なスマートアイランド構想を計画していく予定。

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