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福島県浪江町に60MWのメガソーラー完成、三菱総研が農業支援も(page 2)

維持管理に町民が参加し、雇用創出と帰町機会の提供も

2020/09/29 17:06
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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浪江産「トルコキキョウ」をブランド化

 「浪江谷津田復興ソーラー発電所」の特徴は、浪江町の復興整備計画の中に位置づけられていること。売電収入の一部を拠出や寄付したり、農業復興を支援したりするなど、地域の復興に多面的に貢献する枠組みになっている。

 福島県では、国や県、市町村などにより、福島県再生可能エネルギー復興推進協議会を設立している。今回のメガソーラープロジェクトでは、同協議会と協定書を締結し、初期費用に関して補助金の交付を受けるとともに、商用運転の開始後は協議会に対して事業収入の一部を負担金として拠出する。

 補助金は設備費用の10分の1、自営送電線敷設費の2分の1。一方、運転開始後の負担金は、連系出力1MW当たり年間100万円で、40MW分の合計で年間4000万円、20年間で総額8億円となり、復興に寄与する事業に生かされることになる。

 浪江谷津田復興ソーラー合同会社では、こうした負担金の拠出のほか、浪江町に対して売電収入の一部を寄付する。加えて、三菱総研が同町における農業振興に関してコンサルティングサービスを提供する。同社には、農業分野に詳しいコンサルタント、研究員が在籍しており、こうした専門家を中心に支援活動を行う。

 すでに建設中からこのコンサル事業はスタートし、終了した。町内への花卉生産者の誘致活動とともに、既存の花卉栽培農家などと連携し、浪江町で栽培したトルコキキョウの認知度向上やブランドの定着を目指し、ポスター作製・配布や展示会への出展などを実施した(図3)。

図3●三菱総研が浪江町の花卉栽培の振興を支援
図3●三菱総研が浪江町の花卉栽培の振興を支援
(出所:三菱総合研究所)
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