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「自家消費型ソーラーカーポート」製品化、シン・エナジーとタカミヤ

2020/09/29 22:06
工藤宗介=技術ライター
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タカミヤ群馬工場に設置したソーラーカーポート
(出所:シン・エナジー)
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タカミヤ群馬工場に設置したソーラーカーポート
(出所:シン・エナジー)
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 シン・エナジー(神戸市)は9月28日、太陽光発電用架台や建築用足場などを製造販売するタカミヤと共同で、自家消費型ソーラーカーポート(駐車場屋根置き太陽光発電)を開発したと発表した。

 すでに建物屋根に太陽光パネルを設置済み、または屋根の強度不足で設置できない場合でも、建物敷地内に太陽光発電を導入できる。

 JISおよび建築基準法に適合する。1ユニットあたり自動車2台を収納でき、大型案件向けに連棟も可能。雨樋やパネル間にガスケット(固定用シール材)を装着し、車両に直接雨水が当たらないよう配慮した。耐垂直積雪量は50cm以下、耐風速は基準風速34m/s以下。今後、強風地域にも対応する予定。

 従来の大規模型から小規模分散型の太陽光発電に移行し、また固定価格買取制度(FIT)を利用せず、自家消費を志向する顧客を想定した。企業のRE100対応や電気自動車(EV)への充電といった用途にも対応する。

 今回、タカミヤのマザー工場で開発拠点でもある群馬工場に駐車車両4台分(2台分×2連棟)を設置した。JAソーラー製の太陽光パネルを30枚搭載し、出力10.35kW。設置工事はタカミヤ、太陽光パネル搭載はシン・エナジーが担当し、9月末に稼働した。

 両社は今後、第三者所有モデルでのソーラーカーポート設置サービスを提供する。設備は施工側の所有となり、発電した電力は現在の従量単価より安価で提供する。契約期間満了後は、希望により設備の無償譲渡も可能としている。

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