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八重山観光フェリー、バイオディーゼルで試験航行

2020/10/05 20:30
工藤宗介=技術ライター
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八重山観光フェリーの船舶
出所:ユーグレナ)
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バイオディーゼル燃料を給油する様子
(出所:ユーグレナ)
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 八重山観光フェリー(沖縄県石垣市)とユーグレナは9月10日、八重山観光フェリーの船舶において、ユーグレナが製造したバイオディーゼル燃料を使用した試験航行を実施した。ユーグレナにとって、船舶でのバイオディーゼル燃料の使用は初めてという。

 八重山観光フェリーの船舶は、沖縄県八重山地域の石垣島、西表島、竹富島などを発着している。各島間を運行し、観光客の輸送のほか、地元住民の生活インフラとしての役割を担っている。ユーグレナは、「日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す・GREEN OIL JAPAN宣言」を掲げており、八重山観光フェリーはこの宣言に賛同し、バイオディーゼル燃料を使用した試験航行を実施した。

 今回使用した燃料は、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に用いたバイオディーゼル燃料と既存燃料との混合燃料になる(混合比は非公表)。ユーグレナのバイオ燃料は、船舶のディーゼルエンジンに対して混合上限100%でも使用でき、既存の給油設備で供給できる。両社は今後、バイオ燃料の本格導入に向けて準備を進めていく。

 「GREEN OIL JAPAN宣言」では、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、製造したバイオ燃料を陸・海・空の移動体に導入することを目指している。今回の取り組みは「海」の移動体である船舶におけるバイオ燃料使用の第一歩になるという。

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