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パシフィコ・エナジー、佐野市で54MWのメガソーラー着工

「運転開始期限」付きで売電期間は18年を見込む

2020/10/14 09:28
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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完成予想図
(出所:パシフィコ・エナジー)
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 メガソーラー(大規模太陽光発電所)開発大手のパシフィコ・エナジー(東京都港区)は10月9日、栃木県佐野市において、太陽光パネルの出力53.9MW、連系出力約40MWのメガソーラーを建設すると発表した。同社にとって栃木県での案件は初めて。

 太陽光パネルで53.9MWの出力は、完成すると関東地方では有数の規模となる。

 事業用地は約148haで、主にゴルフ場跡地の遊休地を活用する。今年10月に本格的に着工しており、運転開始は2022年夏頃を予定している。このプロジェクトは2014年度の設備認定案件で固定価格買取制度(FIT)による買電単価は32円/kWh。運転開始期限が設定されているため、売電期間は約18年になる見込み。

 完工後には、年間約6200万kWhの発電量を想定しており、18年間の売電期間中に約50万tのCO2排出削減効果となる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、juwi自然電力が担当し、太陽光パネルは中国JAソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 事業化にあたっては、べーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)が法律顧問を、三菱UFJモルガンスタンレー証券がフィナンシャルアドバイザーを務め、三井住友信託銀行から融資を受ける。

 パシフィコ・エナジーは、佐野市のプロジェクトを含め、これまで日本全国各地で計13件、合計容量1095MW(太陽光パネルベース)を建設しており、うち8件(合計出力644MW)の発電所が完工し、商業運転を開始している。その中には、国内最大規模となる出力約260MWの「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」も含まれる(関連記事:日本最大・260MWのメガソーラー、美作市に稼働)。

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