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今年度上半期の太陽光関連倒産は41件、前年同期比14%増加

2020/10/15 17:39
工藤宗介=技術ライター
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倒産件数と負債総額の推移
(出所:帝国データバンク)
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 帝国データバンクは10月13日、2020年度上半期(4月~9月)の太陽光関連事業者の倒産件数は41件だったと発表した。前年同期(2019年度上半期)の36件から13.9%増加したが、前期(2019年度下半期)の45件からは8.9%減少した。また、負債額は、前年同期比4.7%増、前期比22.1%減の約105億9000万円だった。

 2006年度から2020年度上半期までの累計倒産件数は524件だった。以下、この524件の内訳を倒産態様別、負債額別、地域別、業歴別、資本金別に集計した。

 倒産態様別では「破産」が最も多く494件(構成比94.3%)を占めた。そのほかは「特別清算」が17件(同3.2%)、「民事再生法」が13件(同2.5%)。

 負債額別では「1000万~5000万円未満」が167件(構成比31.9%)、「5000万~1億円未満」が80件(同15.3%)、「1億~5億円未満」が201件(同38.4%)となり、5億円未満が全体の85.5%を占めた。足元では、特に1億円未満が増加傾向にある。

 地域別では「関東」が193件(構成比36.8%)、「中部」が90件(同17.2%)、「近畿」が76件(同14.5%)、「九州」が72件(同13.7%)だった。

 業歴別では「5~10年未満」が144件(構成比27.5%)と最も多く、次いで「30年以上」が108件(同20.6%)だった。全体の43.5%を10年未満の企業が占めるが、業歴の長い企業は従業で太陽光関連事業を手掛けていた事例が多く、足元では「30年以上」が34.1%に増加している。

 資本金別では「1000万~5000万円未満」が248件(構成比47.3%)、「100万~1000万円未満」が212件(同40.5%)と、全体の87.8%を占めた。従業員別では「10人未満」が367件(同70.0%)と最も多く、足元では80.5%に達した。倒産主因は「販売不振」が383件(同73.1%)を占めた。

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