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世界の再エネ市場、2025年までに1兆5123億ドルに成長

2020/10/15 18:28
工藤宗介=技術ライター
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世界再エネ市場は年平均6.1%で成長
(出所:Report Ocean)
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 米調査会社Report Oceanは10月14日、世界の再生可能エネルギー市場は、2019年の約1兆450億米ドルから年平均成長率(CAGR)6.1%で成長し、2025年までに1兆5123億ドルに達するとの予測を発表した。

 同市場の成長要因としては、政府の資金提供と継続的な技術の進歩、カーボンフットプリント管理に関する意識の高まりが挙げられるという。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、世界のエネルギーミックスにおける再エネのシェアは、2014年の19.2%から、2030年までに36%に増加すると予測している。

 世界各国の政府および行政は、再エネ関連プロジェクトへの資金提供を進めている。フランクフルト学派と国連環境計画協力センター(FS-UNEP)によると、再エネ部門への投資は、2015年の3億1200万ドルから、2020年までに3920億ドルに増加すると見込み。FS-UNEPは、2016年の再エネ分野への総投資額の37%以上が太陽光および風力プロジェクトに向けられたと推計している。

 また、世界風力エネルギー協会(GWEC)では、世界の風力エネルギーの総設備容量は、2016年の497GWから2020年までに792GWに達すると推定する。また、2030年までに全世界の電力の20%以上を供給し、推移設備容量2110GWの市場に成長するとしている。

 Report Oceanは、地域的な再エネ市場の動向に関し、2020年~25年の間は欧州市場が政府の規制により大きく成長し、その後、アジア太平洋地域が、エネルギー需要の増加と政府の再エネ促進策により急成長し、再エネ市場をリードすると予想している。主な市場プレーヤーとしては、ABB、アルストム、CPFLエネルジア、ENEL GREEN POWER、ゼネラルエレクトリック(GE)、三菱重工業、IHI、深センエネルギーグループ、TERRA-GEN LLC、タタパワーカンパニーなどを挙げている。

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