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インドネシアの火力発電でバイオマス混焼、三菱パワーが支援

2020/10/16 18:50
工藤宗介=技術ライター
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インドネシアの火力発電所
(出所:三菱パワー)
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 三菱重工業の100%子会社である三菱パワー(旧社名:三菱日立パワーシステムズ、横浜市)は、インドネシアの火力発電所におけるバイオマス混焼の普及を支援する。

 国営電力会社PLN(Persero)、および関連子会社のIndonesia Power、Pembangkitan Jawa-Bali、国立バンドン工科大学(ITB)との産学共同で政策提言を策定する。このほど覚書(MOU)に調印した。10月15日発表した。

 インドネシア政府は、CO2排出削減に向けて2025年までに再生可能エネルギー比率を23%に高めるという目標達成を掲げている。化石燃料から再エネに転換することで、CO2排出量を2030年までに29%削減する方針という。風力・太陽光・地熱発電の拡充とともに、既存の石炭火力などにおけるバイオマス混焼も有力な手段に位置付けている。

 政策提言では、同国に存在する豊富なバイオマス資源の有効利用に向けて、多数の火力発電所を運営するPLNグループの協力のもと、適切なバイオマス燃料の選定および燃焼の評価、設備改造の検討や経済性評価などを実施する。

 具体的には、三菱パワーの国内研究での技術検討や試験結果、ITBが中心となって進める同国内における政策分析および市場調査の結果などに基づき、最適なバイオマス燃料やPLNグループが運営する発電所などからのパイロット設備選定など、同国におけるバイオマス混焼を進めるロードマップを策定する。

 2021年9月末をめどに技術から法整備、補助制度などにわたる政策を提言し、パイロットプロジェクト実現に向けて活動していく。

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