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世界の太陽光パネル市場、年平均26.3%で成長と予測

2020/10/16 20:05
工藤宗介=技術ライター
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2017年の太陽光パネル市場の地域別シェア
(出所:リサーチ・ネスター)
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 米調査会社リサーチ・ネスター(Research Nester)は10月15日、「太陽光パネルの世界市場は、2018年~2027年に年平均成長率(CAGR)26.3%で大きく成長する」との予測を発表した。

 CO2排出量の削減や消費者の環境意識の高まりなど、地球温暖化問題に対応する動きが、世界中で太陽光パネルの需要を後押ししているという。とくに、政府による有利な規制や政策が、世界市場を拡大すると見ている。

 太陽光パネル市場は、多結晶・単結晶シリコン型、薄膜タイプなどの製品セグメントに分類される。2017年の時点では、幅広い用途と手頃な価格帯から多結晶シリコン型パネルが最大のシェアを占めている。また、単結晶シリコン型パネルは、技術の進歩と優れた効率から、予測期間内に大きく成長すると予想している。

 世界的には、北米が予測期間中における太陽光パネル市場全体を支配すると予測している。同地域における先進的で多様な太陽光パネルおよび製品の普及が進むことは、将来的に同市場の成長にプラスの影響を与えるとしている。

 欧州では、温暖化問題への関心の高まりと住宅の屋上における太陽光パネル需要により市場が拡大している。また、効率的な太陽光パネルの進歩と利用可能性が市場の成長を後押ししている。ドイツ、イタリア、スペインが、2027年までの収益の最大のシェアを占めると予想している。

 アジア太平洋市場では、急速な都市化とクリーンエネルギーである太陽光パネルの需要増加の恩恵を受けると予想する。また、多数の中国企業の存在が中国市場の成長を強化するという。さらに、中東・アフリカ地域でも大きな成長が見込まれる。国際エネルギー機関(IEA)によると、中東地域の45%以上が太陽エネルギーへの優れた適性を持つという。

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