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塩尻市に県最大バイオマス発電所、地域未利用材を活用

2020/10/20 19:20
工藤宗介=技術ライター
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ソヤノウッドパワー発電所
(出所:ソヤノウッドパワー)
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 征矢野建材(長野県松本市)と九電みらいエナジー(福岡市)、九電工(福岡市)、北野建設が共同出資するソヤノウッドパワー(長野県塩尻市)は、長野県塩尻市に出力14.5MWの木質バイオマス発電所「ソヤノウッドパワー発電所」を建設し、10月15日に営業運転を開始した。

 木質バイオマス発電所としては長野県内で最大規模となる。年間約年間約14万tの木質バイオマス燃料を用いて、一般家庭約3万2000世帯分に相当する約9500万kWhを発電する。荏原環境プラント製の内部循環流動床ボイラー(ICFB)を採用した。

 燃料には、主に長野県内の山林に残置されてきた間伐材などの未利用材、木材加工施設から発生する製材端材を用いる。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき中部電力ミライズに売電する。売電単価は、未利用材が32円/kWh、一般材が24円/kWh。

 ソヤノウッドパワーは2014年3月に設立。出資比率は、征矢野建材が22%、九電みらいエナジーが20.4%、九電工が15.7%、北野建設が5.2%。また、優先株主の一般社団法人・グリーンファイナンス推進機構が26.2%、八十二キャピタルが10.5%。

 長野県と塩尻市、征矢野建材は、2012年から木材加工施設と木質バイオマス発電所を整備して木材の新たな需要創出と循環型社会の形成を目指す「信州F・POWERプロジェクト」を推進している。今回のソヤノウッドパワー発電所の開発もその一環となる。

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