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小田原市マイクログリッド、太陽光を「証券トークン」でファイナンス

2020/10/22 11:28
工藤宗介=技術ライター
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小田原市マイクログリッド事業におけるA.L.I.の取り組み
(出所:A.L.I. Technologies)
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 A.L.I. Technologies(東京都港区)は10月20日、京セラ、REXEV(東京都千代田区)とともに推進している神奈川県小田原市の地域マイクログリッド構築事業について、オンライン展示会「CEATEC 2020 ONLINE」(会期10月20日~23日)内の京セラブースにおいて、紹介すると発表した。

 小田原市の地域マイクログリッド構築事業は、市内の一般家庭に設置された太陽光発電の余剰電力を、地域内に設置した大型蓄電池や電気自動車(EV)に供給する。地域エネルギーマネジメント(REM)により、発電・需要・余剰の運用を一元的に行うとともに、プロックチェーンを活用した地域の再エネ共有モデルの構築を目指す。

 同事業のなかでA.L.I.は、固定価格買取制度(FIT)適用外(卒FIT・非FIT)の太陽光発電を対象とした環境価値取引プラットフォームの提供、ブロックチェーンを活用したデジタル証券「証券トークン」を用いた新たな再エネファイナンス手法の提案、演算サーバーを活用した新たな調整力の創出、ブロックチェーンを活用したスマートメーターのデータ基盤を検証する(関連記事:「デジタル技術」で太陽光ファンド組成、ブロックチェーン活用)。

 経済産業省が一般社団法人・環境共創イニシアチブを通じて実施する公募事業、令和2年度「地域の系統線を活用したエネルギー面的利用事業(地域マイクログリッド構築事業)」に採択された。3社は、小田原市、地域新電力の湘南電力などとコンソーシアムを設立して事業を推進する。期間は2022年2月までの予定。

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