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風速70mに耐える低重心太陽光架台、ネクストエナジー

2020/10/22 12:29
工藤宗介=技術ライター
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UNIFIXの設置例
(出所:ネクストエナジー・アンド・リソース)
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 ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は10月20日、最大瞬間風速70m/sの耐風速性能を備えた低重心タイプの太陽光パネル置き基礎架台「UNIFIX(ユニフィックス)」を発表し、同日から販売を開始した。初年度1年間で2MW程度の販売を目指す。

 太陽光パネルを敷き詰めるように配置し、さらに外周を整流ブロックで覆うことでパネル裏面への風の侵入を防いで耐風速性能を確保した。試験設備の最大風速である風速70m/sで10秒以上の安定を実現した。

 地表面粗度区分II~IV、基準風速38m/s以下、高さ60mまでの範囲に設置可能。本州および北海道であれば、場所を選ばずに高さ60mまでの陸屋根に採用できる。屋根に掛かる負荷は50kg/m2程度のため、屋根の補強工事が不要という。

 構成部材の重量は25kg以下のため人力で施工できる。太陽光パネル2枚で1ユニットになり、屋上屋根の形状に合わせて自由にレイアウトできる。床に固定せず置くだけで施工が完了するため、屋根防水層を傷付けずに設置でき、設置後の移動も可能という。

 地球温暖化の影響もあり日本では台風の大型化による被害が拡大している。千葉市の基準風速は36m/s(10分間平均風速)だが、瞬間的には1.5~2倍の風が吹き、2019年の台風15号では観測史上最も大きい最大瞬間風速57.5m/s(3秒間平均風速)を記録した。このような状況のなか、太陽光発電設備の設置安全性がより重要視されている。

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