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売電単価18円で3カ所の水上太陽光、シエル・テールの自社案件は41MWに

2020/10/27 16:55
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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太陽光パネル出力525.6kWの蛭田池太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
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1.261MWの真ノ池太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
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西光池太陽光発電所は、太陽光パネル出力約1.860MW
(出所:シエル・テール・ジャパン)
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 太陽光パネルを水上に浮かべる部材であるフロートの大手、フランスのシエル・テール・インターナショナルの日本法人、シエル・テール・ジャパン(東京都中央区)は、兵庫県と大阪府において、3カ所の池の水上を使った太陽光発電所が稼働したことを明らかにした(関連インタビュー)。

 これによって、自社で事業化した水上型太陽光発電所は26カ所・合計出力は41MWに拡大している。これを含む日本でのフロート販売実績は181MWとなった。

 今回の3カ所とも、固定価格買取制度(FIT)における売電単価は18円/kWh(税抜き)となっている。

 いずれも、発電事業者は同社の子会社である「水田湖三」や「水田湖二」で、フロートは自社製を採用し、関西電力送配電に売電している。

 太陽光パネルは中国の無錫サンテックパワー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製で共通している。

 稼働日順に、兵庫県南あわじ市伊加利にある池の水上を活用した「蛭田池太陽光発電所」は、太陽光パネル出力が525.6kW、PCS出力が480kWと、いわゆるミドルソーラーの水上案件である。

 年間発電量は、一般家庭約120所帯の消費電力に相当する、55万kWhを見込んでいる。9月23日に売電を開始した。

 次に、大阪府岸和田市土生滝町にある池では、太陽光パネル出力1.261MW、PCS出力1.050MWの「真ノ池(しんのいけ)太陽光発電所」が稼働した。

 真ノ池は、同社による稼働済みの水上案件がある石谷池の隣に位置する。

 年間発電量は、一般家庭約260所帯の消費電力に相当する、119万1645kWhを見込んでいる。10月6日に売電を開始した。

 蛭田池、真ノ池の水上太陽光発電所はいずれも、施工はスーパーツールECO(大阪府堺市)が担当した。スーパーツールECOは、シエル・テール・ジャパンの水上型太陽光発電所の施工を多く手掛けている。

 三つめは、兵庫県神崎郡市川町下加瀬にある池で、太陽光パネル出力1.860MW、PCS出力1.600MWの「西光池(さいこういけ)太陽光発電所」である。

 年間発電量は、一般家庭約390所帯の消費電力に相当する、約175万7000kWhを見込んでいる。10月20日に仮連系しており、11月初旬に売電を開始する予定となっている。

 施工はTOKS(大阪府東大阪市)が担当した。同社も、シエル・テール・ジャパンの水上型太陽光発電所の施工を多く手掛けている。

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