中国の太陽光パネルメーカーの日本法人であるサンテックパワージャパン(東京都新宿区)は10月21日、同社子会社のサンテックエナジーディベロップメント(東京都新宿区)が佐賀県神埼市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)「神埼太陽光発電所」を開発し、9月25日から売電し始めたと発表した。
採石場跡地の3万6160m2に太陽光パネル8640枚とパワーコンディショナー(PCS)60台を設置した。出力は3.24MW、初年度の年間発電量は一般家庭約750世帯分に相当する367万6900kWhの見込み。固定価格買取制度(FIT)の売電単価は18円/kWh。
太陽光パネルはサンテックパワー製、PCSは中国ファーウェイ製を採用した。EPC(設計・調達・施工)サービスは、美樹工業が担当した。事業主体は、サンテックパワージャパンが出資する特別目的会社(SPC)のS-Power神埼合同会社(東京都中央区)。
また、サンテックパワージャパンは、同発電所のO&M(運営・保守)サービスを受注した。今後20年間の安全運用と長期安定稼働に向けて保守管理業務、目視およびサーモカメラによる点検、草刈りなどの環境整備、年次法定点検を行う。同社のO&Mサービス実績は、同発電を含めて合計31カ所、累積約71MWになる。