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「スマートライティング」活用で、太陽光出力の予測精度向上

2020/11/05 13:54
工藤宗介=技術ライター
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無線機能付き高効率LED道路灯
(出所:日本気象協会、ミネベアミツミ)
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環境センサー
(出所:日本気象協会、ミネベアミツミ)
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 一般財団法人・日本気象協会とミネベアミツミは10月29日、道路灯や街路灯などをインテリジェント化する「スマートライティング」を活用し、日射量・太陽光発電出力予測の精度向上に関する実証実験を開始したと発表した。

 「スマートライティング」とは、自治体などが所有する道路灯や街路灯などをIoT化することで、LEDや周辺環境に応じた照明の調光などにより省エネ・CO2排出削減を実現する屋外照明技術。センサー情報をリアルタイムに分析することで、気象情報の予測精度の向上などの活用も想定される。

 都市におけるエネルギー最適化の取り組みとして、地方自治体への普及が期待される。日本気象協会が持つ気象予測技術と、ミネベアミツミが導入を進めるスマートライティングを組み合わせることで、新たなサービスの可能性を探る。

 実証実験では、ミネベアミツミが開発した「無線機能付き高効率LED道路灯」と「環境センサー」を組み合わせたスマートライティングを用いる。ミネベアミツミがデータを収集し、日本気象協会がデータ分析および日射量予測の精度向上の可能性を検証する。

 これまでも両者は、環境センサーをIoT小型気象センサーとして利用することを検討してきた。開発段階の試作機を用いて、屋外での観測や長期観測試験、精度検証を行い、良好な結果を得られることを確認している。

 環境省の公募事業「令和2年度地域の既存インフラ(街路灯等)を活用したデジタルデータ基盤確立方策の検討・検証委託業務」について、代表事業者である三菱総合研究所から受託した。実証実験の期間は9月から2021年3月まで。

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