日東電工の100%子会社である日東エルマテリアル(大阪市)は11月9日、災害時や停電時に住宅内に電力を供給できるシステム「スマートエルラインライト」について、11月末から本格的に販売すると発表した。
AC(交流)100V/1500W電源に対応した電源ラインの自動切替器。通常時は商用系統から電力を供給し、停電時は自動的に屋外電源または太陽光発電の自立出力に切り替わる。また、停電復旧時も系統電力へ自動的に復帰する。
屋外電源は、AC100コンセントを搭載する電気自動車(EV)や発電機を接続できる。非常用出力は5系統で、リビングやトイレなどの照明、冷蔵庫、携帯電話の充電などの用途を想定する。なお、EVの充電機能は備えず、EV充電ステーションを別途設置する。
価格はオープン。8月1日に発売し、これまでは受注生産でのみ販売していた。今回、量産化の体制が整ったことから本格的に販売を開始する。初年度2500台の販売を目指す。