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三菱重工が「脱炭素事業推進室」、CO2回収事業など強化

2020/11/25 22:12
工藤宗介=技術ライター
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CCS、CCUS関連事業を拡大する
(出所:三菱重工)
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 三菱重工業の100%子会社である三菱重工エンジニアリング(MHIENG、横浜市)は、12月1日付で「脱炭素事業推進室」を新設する。CO2回収ビジネスを強化するとともに、エナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)分野での新規取り込みを一層加速させ、カーボンニュートラルに向けた世界的な動きや顧客ニーズに即応する。11月20日発表した。

 これまで同社は、関西電力と共同で独自のCO2回収技術「KM CDR Process」や高効率でCO2を吸収できるアミン吸収液を開発・改良してきた。これらのプロセスを用いた回収装置は、火力発電所や化学プラントなど全世界13カ所で稼働し、11月時点で世界トップクラスの導入実績がある。

 一方、世界的にカーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発化しており、既存の太陽光発電所に加えてバイオマス発電所や製鉄・セメント工場、ごみ焼却施設の排ガスからのCO2回収や大気からの直接回収(DAC)といった幅広い分野でニーズが高まっている。新設する脱炭素事業推進室では、より顧客が導入しやすい回収装置の開発や回収技術の適用先拡大をリードする。

 また、エナジートランジション分野では、CCS(CO2回収貯留)のほか、化学プラント事業で培った化学反応技術を活用して、カーボンフリーのアンモニアや水素といったクリーン燃料の製造、アンモニア分解による水素製造技術の開発・活用、回収したCO2の液化・貯蔵・輸送、CO2をメタノールなど他の化学品へ転換利用するCCUS(CO2回収・利用・貯留)などの技術の実用化を加速させるとしている。

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