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国産ドローンによる太陽光パネル点検、撮影から診断まで提供

2020/12/05 00:13
工藤宗介=技術ライター
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赤外線カメラを搭載したACSL Mini
(出所:SkyLink Japan、ACSL)
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 ドローン(無人小型飛行体)の販売や産業向けサービスを展開するWorldLink & Company(京都市)と、国産の産業用ドローンを開発する自律制御システム研究所(ACSL、東京都江戸川区)は12月3日、ドローンによる太陽光パネル点検の撮影からAI(人工知能)による画像診断までをワンストップで実施できるサービスを提供すると発表した。

 WorldLink & Companyは「SkyLink Japan」ブランドでドローン関連事業を手掛けている。

 ACSLが開発した国産フライトコントローラー搭載ドローン「ACSL Mini」に、米FLIR systems製赤外線カメラを搭載。SkyLink JapanがベルギーSITEMARKと業務提携し国内で提供するAIによる太陽光パネル診断ソリューション「サイトマーク」を組み合わせた。

 ACSL Miniは、高さ300mm×幅704mm×奥行き704mm、機体重量3.15kgの小型の機体で、取り回しがしやすく高低差のある太陽光パネルの設置地域でも可搬性に優れる。また、搭載する赤外線カメラ「FLIR Duo Pro R(640)」は、赤外線画像を鮮明にする「スーパーファインコントラスト(MSX)技術」に対応する。最大飛行時間はカメラ搭載時で33分。

 クラウド上にドローンで撮影した可視光線画像や赤外線画像データを蓄積し、太陽光パネルの異常箇所であるホットスポットなどをAIによる診断で抽出し、異常箇所の数や大きさから売電損失額を算定できる。保存した画像は、経年変化を観察できるよう時系列でも取り扱え、広大な施設でも容易に一元管理できるという。

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