三井化学、インドで太陽光パネルの認証試験事業を開始

2020/12/09 14:00
工藤宗介=技術ライター
太陽光パネル認証試験場の外観
(出所:三井化学)
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試験風景
(出所:三井化学)
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 三井化学は12月7日、インドの関連会社Mitsui Chemicals India(MCIND)が同国グジャラート州に建設した太陽光パネル認証試験場が、日本企業として初めて太陽光パネル性能・信頼性を評価するBIS認証試験所の登録を受け、BIS認証事業を開始したと発表した。

 BIS(Bureau of Indian Standards)認証は、日本におけるJIS認証に相当するもので、インド国内の認定機関でのみ認証が行える。インドでは、2018年7月から全ての太陽光パネル設置プロジェクトごとに使用パネルのBIS認証を取得することが義務付けられている。

 太陽光パネル認証試験場は、独PI Photovoltaik-Institut Berlinの支援のもと建設し、2019年12月から太陽光パネルの評価・認定・試験事業を開始した。新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンの影響でBIS認証の取得が遅れたという。

 今後、プロジェクト計画時(建設前)の太陽光パネル診断(パネル分解、部材品質チェック、寿命推定など)や、プロジェクト計画時・建設後・運転時の発電所診断(設計・計画・設備の不具合チェック、期待発電量算出など)といった診断事業についても展開していく計画。

 三井化学グループでは、関連会社の三井化学東セロ(東京都千代田区)が30年以上製造・販売する太陽光パネル用封止材の劣化予測技術、2014年から愛知県田原市で運営する「田原ソーラー・ウインド発電所」での経験、市原工場茂原分工場や袖ケ浦センターで保有する試験用発電所でのデータ蓄積などの知見を活用し、太陽光発電診断事業を推進している。