ニュース

羽田空港の国内航空貨物ターミナルに自家消費型メガソーラー

2020/12/09 23:39
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
国内航空ターミナル施設E-4棟
(出所:空港施設)
クリックすると拡大した画像が開きます
国内航空ターミナル施設W-1棟
(出所:空港施設)
クリックすると拡大した画像が開きます

 国内主要空港で不動産や設備運営などを手掛ける空港施設は、東京国際空港(羽田空港)において、同社が賃貸管理を行っている国内航空貨物ターミナル施設の屋根上に自家消費型メガソーラー(大規模太陽光発電設備)を導入する。11月30日に発表した。

 国内航空ターミナル施設W-1棟にパネル出力308kW、パワーコンディショナー(PCS)出力250kW、同E-4棟にパネル出力834kW、PCS出力750kWの太陽光発電設備を設置した。運用開始日は、W-1棟が10月31日、E-4棟が12月初旬の予定。

 年間発電量は約270世帯分に相当する約119万5000kWhを見込み、CO2削減量は年間585tに相当する。太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、PCSは中国ファーウェイ製を採用した。

 発電した電力は各建屋で自家消費する。羽田空港は、日本各地を空路で結ぶ物流の一大拠点であり、24時間運用されていることから、昼夜を問わず大型冷蔵庫や自動仕分け装置などのさまざまな設備が稼働しているという。

 また、11月30日付でグリーンボンド制度を活用した私募債(第3回無担保社債)を発行した。発行金額は1億円。国内空港への投資では初のグリーンボンドとなり、同発電設備の設備資金に充当される。日本格付研究所からグリーンボンド最高評価であるGreen1を付与された。

 すでに同社は、固定価格買取制度(FIT)による太陽光発電事業を手掛けている。設置場所と発電規模は以下になる。千葉県成田市(年間発電量約80万kWh)、鹿児島空港(約30万kWh)、岐阜県瑞浪市(約160万kWh)、太神区平和島(約250万kWh)。自家消費型は、今回の羽田空港が初めてとなる。

  • 記事ランキング