シャープエネルギーソリューション(SESJ、大阪府八尾市)は12月14日、ベトナムのビン・ディン省にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設したと発表した。12月中旬に運転を開始する予定。
出力は約50MW、初年度の年間発電量は約8万2506MWhを見込む。ベトナムの標準的な家庭約4万3700世帯分に相当し、年間約2万7474tのCO2排出削減効果が期待される。
現地工事会社NSN Construction and Engineering Joint Stock Companyとの共同開発で、太陽光パネルはシャープ製を採用した。事業主体は、ベトナムの発電事業者Viet Nam Viet Renewable Energy Joint Stock Companyになる。
同社は、これまでベトナム国内に6カ所・合計約290MWの太陽光発電所を建設している。同発電所の完成により、出力規模は合計約340MWになった。
ベトナム政府は、第7次電力開発計画(PDP7)において、2030年までに太陽光発電の総出力規模を12GWまで引き上げることを計画している。