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新潟県十日町市でバイナリー発電、温泉付随の地熱資源を活用

2020/12/14 22:48
工藤宗介=技術ライター
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コミュニティ発電 ザ・松之山温泉
(出所:GPSSホールディングス)
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バイナリー発電設備
(出所:GPSSホールディングス)
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 再生可能エネルギー開発を手掛けるGPSSグループの地熱開発(東京都港区)は、松之山温泉合同会社まんま(新潟県十日町市)と共同で、新潟県十日町市で松之山温泉の蒸気や熱水といった地熱資源を活用したバイナリー発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」を開発・完工した。12月13日に発表した。

 出力は210kW、年間発電量は一般家庭約280世帯分に相当する124万kWhを見込む。バイナリー発電設備は中国TICA製を採用し、設計・施工はGPSSエンジニアリングが担当した。

 発電した電力は固定価格買取制度(FIT)に基づき東北電力に売電され、再エネ電力を手掛ける電気小売事業者を通じて、十日町市と強いつながりのある東京都世田谷区をはじめとした全国の電力需要家に供給される。FIT単価は40円/kWh。

 事業主体は、地熱開発と松之山温泉合同会社まんまによる共同事業である松之山温泉合同会社「地EARTH(ジアス)」(新潟県十日町市)になる。2021年1月15日に発電を開始する予定。運用開始後、最低でも15年間は安定的に運用するとしている。

 GPSSグループは、地域と協業して再エネ事業などを手掛けている。再エネ全体でこれまでに500MWを開発中で、208MWを建設済み、138MWを自社で所有する。また、地熱発電は3件、合計約1.2MWになる。

 また、十日町市では、東日本大震災後、同市内で消費する電力量の30%を再エネで賄うという目標を掲げている。

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