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関電とENEOSが出資、パシフィコ・エナジーが77MWのメガソーラー着工

売電単価15.37円、施工はシャープ系、パネルはジンコ、パワコンはTMEIC

2020/12/22 18:50
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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 太陽光発電デベロッパー大手、パシフィコ・エナジーは12月18日、兵庫県赤穂郡と佐用郡のゴルフ場跡地などを活用し、出力約77MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「播州太陽光発電所」の建設を開始したと発表した。また同日、関西電力とENEOSは、同発電所に折半出資して事業参画すると発表した。

 パシフィコ・エナジーは稼働済みで国内最大の太陽光発電所となる約260MWの「パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所」を始め、国内有数の規模となるメガソーラーを開発している。建設中も含めて約1GWを手掛け、完工後はファンドに譲渡してきた。今回、関電とENEOSという日本のエネルギー大手2社がスポンサーになったことは、国内の大規模な再生可能エネルギープロジェクトの主体が変わってきたことを示す象徴的な動きと言える。

 また、「播州太陽光発電所」の固定価格買取制度(FIT)による売電単価が、入札制度に参加して落札した15.37円/kWhであることも大きな特徴だ。これまでに稼働した数十MWクラスの巨大太陽光プロジェクトの多くがFIT初期の40~30円台/kWhの売電単価だったことと比べると、半分以下になる。こうした単価で、相対的に造成コストのかかるゴルフ場跡地を利用したメガソーラープロジェクトでファイナンスに成功したという点で画期的と言える。

 同発電所は2020年12月に着工し、2023年1月の運転開始を予定している。電力系統に送電する連系出力は62.880MW、太陽光パネルの合計出力は76.802MWとなり、関西で3番目の規模のメガソーラーとなる。年間予想発電量は約9300万kWhとしており、約19年間の売電期間中におよそ79万tのCO2排出削減効果を見込んでいる。

「播州太陽光発電所」完成予想図
(出所:パシフィコ・エナジー)
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