古河電気工業と古河電工産業電線(東京都荒川区)が開発・製造し、SFCC(川崎市)が販売するアルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」が、鹿児島県のメガソーラー(大規模太陽光発電所)に採用された。延線作業で約20%の省力化を実現したという。12月17日発表した。
らくらくアルミケーブルは、一般的な銅導体ケーブルと比較して30~50%軽量で、延線作業を効率化して工期を短縮できる。今回、既存製品の600Vアルミ導体CVケーブル(600V AL-CVケーブル)と合わせて、新製品の6600Vアルミ導体CVケーブル(6600V AL-CVケーブル)を初めて納品した。
高圧キュービクル間の配線に60mm2の6600V AL-CVTケーブルを447m、集電箱~接続箱間の配線に100mm2の600V AL-CVDケーブルを2799m、接続箱~パワーコンディショナー(PCS)間の配線に400mm2の600V AL-CVDケーブルを2098m納入した。また、キュービクル内での端末処理に古河電工パワーシステム製の屋内終端接続材料を納入した。
納入案件は「阿久根根第一発電所」(出力1.99MW、施主:九州おひさま発電)および「阿久根根第二発電所」(出力1.99MW、施主:九州エナジー)。両発電所とも電気工事は大鹿電業(鹿児島市)が担当した。運転開始日は8月20日。