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国内最大級・3MWの自家消費太陽光、ESRが三重県の物流施設に計画

2020/12/29 23:10
金子憲治=日経BP総研 クリーンテックラボ
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完成予想図
(出所:ESR)
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ラウンジのイメージ
(出所:ESR)
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 大型物流施設を展開するESR(東京都港区)は12月15日、三重県木曽岬町に中京圏最大級の物流施設を開発すると発表した。延床面積15万5332m2、4階建てマルチテナント型で、出力3MW規模の自家消費型メガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置する予定。

 名称は、「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」で、総投資額約270億円、2022年4月竣工を目指し、2020年12月1日に着工した。完成後は、約1000 ⼈規模の雇⽤を創出する予定で、建設期間中は延べ10万⼈の建設作業員の雇⽤も⾒込む。

 太陽光発電設備の詳細な仕様などは未定。国内の自家消費型太陽光発電設備としては、同じくESRが川崎市に計画している物流施設の出力5MWの屋根上太陽に次ぐ規模になる。

 ESRグループは、中国・韓国などで物流施設を開発してきたイーシャンと、アジア・日本などで物流施設を展開するレッドウッド・グループが2016年に経営統合し、米投資会社のウォーバーグ・ピンカスの参画により発足した。グループ本社は香港で、アジア大都市圏の物流不動産に特化した開発・所有・運営を行っている。

 「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」は、ESRにとって日本国内における着工ベースで27件目、中京圏では5件目の着工となる。同社では屋根上には、太陽光パネルを設置することを基本にしている。大阪市住之江区に稼働中の「レッドウッド南港ディストリビューションセンター」の屋根上には出力約7.5MWのメガソーラーを設置しており、1サイトにおける屋根上太陽光の出力規模としては、国内最大になるとみられる。

 同社グループでは、物流施設の運営と屋根上太陽光の運営は別のSPC(特別目的会社)を設立して事業化し、両事業に固有の収益変動リスクが互いに影響しない形にしている。物流施設運営のSPCにとっては、屋根上を太陽光運営のSPCに賃貸しする形になり、安定した収益源の1つになる。これまでは、固定価格買取制度(FIT)による売電事業を採用してきたが、買取価格の低下に伴い、自家消費型を検討していた。

 同社は、「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」を理念に作業者の利便性・満足度を第1に施設を設計している。託児所、ラウンジ、ショップに加え、ダイニングルームなどアメニティ施設の設置を基本にしている。

 「ESR弥富⽊曽岬ディストリビューションセンター」では、再⽣可能エネルギーのほか、省エネに取り組む。 CASBEE・2 Aランク評価基準を満たし、全館LED 照明、トイレ・喫煙室・共⽤部に⼈感センサーを設置し不使⽤時は消灯する。BCP対策については、⾮常⽤⾃家発電設備を設置し、停電時でも⼀定時間、防災センター、倉庫・バース・事務所の照明、トイレ、フォークリフト充電⽤電源などの⼀部使⽤が可能という。

 ⽊曽岬町と防災協定を結ぶ予定となっており、災害時の地域住⺠の避難先や災害物資の発送拠点として活⽤でき、防災拠点としての役割も担うことで地域社会に貢献していくとしている(関連記事:久喜市最大級のメガソーラーが屋根上に稼働)。

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