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オリックス、スペインの再エネ大手買収、1000億円出資

2021/01/05 11:36
工藤宗介=技術ライター
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Elawan Energyのホームぺージ
(出所:Elawan Energy)
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 オリックスは2020年12月28日、スペインの再生可能エネルギー事業会社Elawan Energyを買収すると発表した。欧州の現地法人ORIX Corporation Europeを通じて、発行済株式の80%を取得することで合意した。今後、必要となる許認可の取得手続きなどを経て、2022年3月期第1四半期中の株式取得を目指す。

 Elawanの株主であるスペインACEK RenewablesおよびClear Windから株式を取得し、買収後の出資比率はオリックスが80%、ACEK Renewablesが14%、Clear Windが6%になる。合わせてElawanに増資を行い、オリックスの出資額は合計1000億円になる(出資比率は変更なし)。また、複数人の役員派遣も行う予定。

 Elawanは、2007年に設立され、欧州を中心に北米や南米など現在14カ国で風力および太陽光発電所の開発・運営を手掛けている。これまでに合計約2.9GWの開発実績があり、現在約714MWの稼働プロジェクト、461MWの建設中プロジェクト、10GW以上の開発パイプラインを確保している。オリックスでは、今後グローバルに再エネ事業を拡大する上での戦略的プラットフォームと位置付けている。

 オリックスは、国内外での再エネ事業を重要な経営戦略のひとつに掲げている。2017年に米国の地熱発電事業会社Ormat Technologiesに出資(出資比率は約19.7%)したほか、2020年9月にはインドの大手再エネ事業会社Greenko Energy Holdingsの株式20%強の取得で基本合意、2020年12月には再エネファンド運営する英国のオルタナティブ資産運用会社Gravis Capital Managementの株式70%を取得することで合意した。

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