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豊田通商、ベトナムの水力発電事業に参画、出力84MW

2021/01/15 18:04
工藤宗介=技術ライター
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ベトナム・ノイファット水力発電所
(出所:豊田通商)
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 豊田通商は1月8日、ベトナムの水力発電事業に出資したと発表した。ベトナムの大手建設不動産企業Vietnam Construction and Import-Export Joint Stock Corporation(VINACONEX、ビナコネックス)から、同社の保有するノイファット水力発電所の事業会社であるNorthern Electricity Development & Investment Joint Stock Company No.2(NEDI2)の株式を35%取得したと発表した。出資金額は非公表。

 ノイファット水力発電所は出力84MWで、2014年に稼働した。NEDI2は、ベトナム国営電力公社と25年間の売電契約を結び安定的に操業している。今回の豊田通商の出資により、株主比率はビナコネックスが38%、豊田通商が35%、その他少数持ち分株主が27%になる。

 豊田通商は、日本の水力発電技術やノウハウを活用し、運営の改善や発電コストの低減に取り組む。非常勤取締役を2人派遣する。今後、NEDI2の運営を通じてビナコネックスとのパートナーシップを構築し、ベトナムで水力など再生可能エネルギー開発の可能性を検討していく。

 豊田通商グループの水力発電事業では、2018年に国内の中小水力発電事業を手掛ける東京電力グループの東京発電(東京都台東区)に出資している。海外水力発電事業への出資参画は初めてとなる。豊田通商グループ全体の再エネ発電事業の総出力は3400MW(3.4GW)超に達するという。

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