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再エネ水素とCO2から触媒反応で液体燃料、三菱重工が米ベンチャーに出資

2021/01/28 20:05
工藤宗介=技術ライター
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インフィニウムのエレクトロフューエル生産プラント
(出所:三菱重工業)
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 三菱重工業は1月27日、米国統括拠点である米国三菱重工(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America)を通じて、CO2および再生可能エネルギーからクリーン液体燃料「エレクトロフューエル(Electrofuels)」を生成する技術を持つ米インフィニウム(Infinium)に出資したと発表した。

 エレクトロフューエルは、再エネ由来の水素とCO2から触媒反応により生成した合成ガスを、さらに別の触媒反応を用いて製造した「ネットゼロカーボン燃料」。ディーゼル燃料やジェット燃料の代替燃料として使用可能で、長距離輸送・海上輸送・航空輸送の分野などにおける大規模輸送を脱炭素化できる可能性があるという。

 今回の出資は、インフィニウムが商用規模のエレクトロフューエル供給設備を開発するために資金調達を実施したことに応じた。インフィニウムとの関係強化により、三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの変換)におけるCO2回収・利用分野での展開を強化・多様化していくのが目的。

 出資額および出資比率は非公表。米アマゾンのAmazon's Climate Pledge Fund、英国の投資ファンドであるAPベンチャーズ(AP Ventures)を含む複数メンバーによる共同出資となる。

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