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カカオ栽培による営農型太陽光、沖縄県名護市で稼働

2021/02/04 14:08
工藤宗介=技術ライター
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サステなカカオ太陽光発電所
(出所:GPSSホールディングス)
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 GPSSホールディングス(東京都港区)は1月27日、沖縄県名護市において、カカオを栽培しオリジナルチョコレート「OKINAWA CACAO」を製造販売するローカルランドスケープ(沖縄県大宜味村)と共同でソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)による発電事業を開始したと発表した。発電所名は「サステなカカオ太陽光発電所」。

 カカオ栽培でのソーラーシェアリングは国内初という。カカオは、「カカオベルト」と呼ばれる北緯20度から南緯20度の高温多湿の熱帯に育つ果樹であり、直射日光に弱いという特徴がある。太陽光パネルが日除け効果を持つことから、カカオ栽培とソーラーシェアリングは相性が良いとしている。

 発電設備の出力は約50kWで年間発電量は約8万kWhの見込み。太陽光パネルは中国ライセンエネルギー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国サングロウ製を採用した。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)に基づき沖縄電力に売電する。売電単価は18円/kWh。2020年8月から発電している。

 ローカルランドスケープは、北緯26度とカカオベルトから若干外れた場所に位置する沖縄で、試行錯誤を繰り返しながらカカオ栽培に取り組んでいる。ソーラーシェアリングにおけるカカオの耕作面積は360m2(60m2×6棟)。手探りの中での栽培となるため、現時点での収穫量は不明。

 GPSSグループは、これまでに北海道の鹿部と三ツ石で牧草栽培とのソーラーシェアリング事業の実績がある。今回、ローカルランドスケープの「地域資源の掘り起こし、地域産業づくり、ひいては持続可能な社会の実現に自らの行動で直接寄与する」という考え方に共感し、ソーラーシェアリングのノウハウを提供し事業を支援する。

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