エフピコ、発泡トレー再生工場で「自家消費型メガソーラー」

2021/02/05 09:10
工藤宗介=技術ライター
発泡トレーリサイクル工場における再生原料製造時のCO2排出量をゼロにすることを目指す
(出所:エフピコ)
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 食品トレー容器製造を手掛けるエフピコは、茨城県八千代町にある、関東八千代工場と関東エコペット工場の屋根上に、三井物産プラントシステム(東京都港区)による第三者所有型太陽光発電設備を導入する。2月1日に発表した。

 太陽光パネルの出力は、関東八千代工場が約1.5MW、関東エコペット工場が約1.4MW。年間発電量は310万4000kWhの見込みで、同敷地内にあるエフピコ関東リサイクル工場における発泡トレーの再生原料製造に使用される量に相当する。発電した電力をエフピコが購入・使用する電力購入契約を4月中に締結し、2022年3月期中の発電開始を目指す。太陽光パネルメーカーなどは未定。

 今後、エフピコの他拠点においても太陽光発電設備の設置を検討し、2023年3月期にはエフピコの中部・福山を含めたすべての発泡トレーリサイクル工場における再生原料製造時のCO2排出量をゼロにすることを目指す。これにより、石油由来の原料のみを使用するバージントレーと比較したCO2排出量削減効果は、現在の30%から37%に向上する見込み。

 また、今回の協業に伴うCO2削減効果を踏まえ、エフピコは「エフピコ カーボン・オフセット宣言」を策定した。自社エコ製品(エコトレー、エコAPET、エコOPET)の販売によるCO2排出削減量を、2023年3月期までに19.2万t(2020年3月期比20%増)、2025年3月期までに23.7万t(同48%増)に増やし、社内で発生するCO2排出量をオフセットする。

 三井物産グループでは固定価格買取制度(FIT)が開始した2012年以降、600MW以上の太陽光発電事業を開発。そのうち300MW以上を三井物産プラントシステムが開発・運営している。