「太陽光+蓄電池」で冷凍・冷蔵トレーラーをゼロエミ

2021/02/08 20:19
工藤宗介=技術ライター
ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラーの太陽光パネル
(出所:丸紅)
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ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラーの太陽光パネル
(出所:丸紅)
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ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラーの蓄電池
(出所:丸紅)
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 丸紅とみずほリースは2月5日、両社が共同出資する米国の冷凍・冷蔵トレーラーリース・レンタル事業会社であるPLM Fleetを通じて、太陽光パネルなどを搭載した「ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラー」の顧客への納入を2020年12月から開始したと発表した。

 ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラーは、太陽光パネルと蓄電池、充電器、冷凍・冷蔵ユニットなどを搭載する。ディーゼルエンジンで稼働する一般的な冷凍・冷蔵トレーラーと比較して、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)などの排ガスを削減できる。

 フル充電時で連続30時間稼働し、さらに太陽光発電によって稼働時間を最大8時間延長できる。電源システムとの一括開発によってエネルギー効率を高め、長時間の連続稼働を可能にした。また、低電圧での稼働により作業員の感電リスクを抑え安全性を高めた。

 米Advanced Energy Machines(AEM)が設計・製造する。PLMは、2019年からAEMとの共同展示会や講演会を開催するなど、ゼロ・エミッション冷凍・冷蔵トレーラーの普及に努めてきた。2020年5月にはAEMと代理店契約を正式に締結し、米国市場における営業活動を本格化してきた。

 米国では、乗用車やトラックに加えて冷凍・冷蔵トレーラーについてもハイブリッド化や電動化の動きが加速しており、車両を保有およびリースする多くの企業が採用・検討を進めている。特にカリフォルニア州では、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)などのゼロ・エミッション車両を推進するルールを整備している。