ニュース

京阪神で最大級のバイオガス発電、リヴァックスが計画

2021/02/12 20:46
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ、工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
バイオガス発電プラントの完成予想図
(出所:リヴァックス)
クリックすると拡大した画像が開きます

 産業廃棄物のリサイクルを手掛けるリヴァックス(兵庫県西宮市)は1月25日、兵庫県西宮市にバイオガス発電プラントを建設すると発表した。京阪神エリアでは最大級のバイオガス発電プラントになるという。

 食品残渣などの有機性廃棄物から、嫌気性発酵によってメタンなど可燃性のバイオガスを生成させ、ガスエンジン発電機を稼働して発電する。バイオガス生成後に残る消化液は、遠心脱水機で固液分離し、その脱水汚泥を肥料の原料として出荷する予定。

 廃棄物の処理能力は日量約70t。ガスエンジン発電機は定格出力約520kW(最大出力360kW×2基)、年間発電量は約1000世帯分に相当する3400MWhの見込み。設計・施工はシン・エナジー(神戸市)が担当し、ドイツで実績ある技術を活用する。

 発電した電力は、関西電力送配電に売電する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は39円/kWh。2022年7月から原料投入を開始し、2023年1月から本稼働する計画。

 リヴァックスは、これまでも期限切れや品質不良で出荷できなくなった食品や製造工程で発生する加工残渣を、乾燥処理施設でバイオマス燃料や堆肥原料に再資源化してきた。今後は発電も加え、さらに付加価値の高い資源循環に取り組むとしている。

  • 記事ランキング