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2機種のPCSに対する逆潮流防止、自家消費太陽光向け

2021/02/18 21:35
工藤宗介=技術ライター
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「ソーラーモニター Off-Grid」のリアルタイムモニター
(出所:エナジー・ソリューションズのホームページ)
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 エナジー・ソリューションズ(東京都千代田区)は2月10日、太陽光発電の自家消費に対応するエネルギー管理システム(EMS)サービス「ソーラーモニターオフグリッド」について、メーカーや型番が異なる2機種のパワーコンディショナー(PCS)に対する逆潮流防止制御機能を搭載したと発表した。

 2機種のPCSに対して最短0.2~0.5秒で追従制御ができる仕組みを開発した。自家消費型の太陽光発電設備では、自立運転機能などの必要性から2機種のPCSを設置するケースが増えており、2機種のPCSの両方に対して逆潮流防止制御を行うことが求められていた。すでに2020年12月から提供しており、これまで実際の発電所の運転でRPR(逆電力継電器)作動によるPCS制御が一度も発生せず、太陽光発電における最大限の自家消費を実現しているという。

 ソーラーモニターオフグリッドは、自家消費型太陽光発電設備の稼働監視だけでなく、エコネットライト認証・AIF認証を取得した「EMSコントローラ(ESI-スプレッドルーター)」を用いて低圧・高圧スマートメーターBルートデータ取得によるエネルギーマネジメントを提供するサービス。価格は個別見積もり、2018年8月から提供を開始した。

 逆潮流防止出力制御機能は、専用の機器を設置することでRPRが作動しないようPCSの出力を自動的にサイクリック制御(約0.2秒単位)できる。逆潮流防止制御対応可能メーカーは、安川電機、SMAソーラーテクノロジー、デルタ電子、ファーウェイ、新電元工業、明電舎、日立製作所、サングロウ、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)、日新電機、ソーラーエッジ、田淵電機。

 今回の機能追加以外にも、PCSの特性に合わせた2種類(同率制御と個別制御)の逆潮流防止制御機能(2020年2月)、同機能におけるPCS制御の下降率・上昇率を1%単位で個別設定(2020年4月)、横浜環境デザイン開発のスマートPVメーター(住宅PPA用)対応サービス(2020年7月)、PPA事業者向け複数発電所自家消費電力量一括集計機能(2020年9月)といったバージョンアップを行っている。

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