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日本郵船、ベルギーの港湾ターミナルで風力発電稼働

2021/02/25 21:48
工藤宗介=技術ライター
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ベルギー・ゼーブリュージュ港の完成車ターミナルに設置した風力発電設備
(出所:日本郵船)
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 日本郵船は2月5日、同社100%出資のベルギー現地法人International Car Operators(ICO)が保有・運営するベルギー・ゼーブリュージュ港の完成車ターミナルに設置した風力発電設備11基が稼働したと発表した。ベルギー・フランダース地方で最大の陸上風力発電プロジェクトになる。

 合計出力は44MW。ターミナル内の年間電力需要を100%賄えるほか、さらに一部余剰電力の売電も予定する。風力発電設備はヴェスタス製で、ブレード(羽根)の回転直径は117m、ブレードを含めた全高は150m。周辺環境に配慮した上で設計・設置した。

 風力発電の運営に向けてICOは、同港湾局の関連会社であるPortfinecoおよびベルギーの再生可能エネルギー事業者であるENGIEと合弁会社ICO Windparkを設立した。今回の知見を活用し、日本郵船グループが世界各地で運営する完成車ターミナルへの横展開も視野に入れる。

 日本郵船グループは、2月にESG(環境・社会・ガバナンス)の経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた「NYKグループ ESGストーリー」を発表した。これまでに太陽光パネルの設置、港湾用LED照明の導入、洗車用水の100%再利用などのグリーンターミナル運営を行っており、今回の風力発電設備の設置もその一環という。

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